今のところ書店員の日記

書きおこしてみたい、考えたこと思ったこと

お盆休みを故郷で過ごす人、過ごさない人

わたしは後者です、仕事があります

仕事もなんでも時期ないなら有給を使って休んで実家に帰ることもできるのだけど、この時期我が職場は棚卸しがあるのでそんな悠長に休んでなどいられない

もう慣れっこだし、そんなに長い休みが欲しいわけでもないのだけれどね

 

そんなこんなで、かれこれ3、4年くらいはお盆に実家に帰っていません

 

学生の頃は、毎年帰って実家近くの父方のご先祖のお墓詣りに行き(田舎なのでなんでもない田んぼや畑の合間にお墓が鎮座している)、その翌日に車で1時間ほどの母方の実家に行き親戚一同集まってお墓詣りに行き、夜はお寿司やら煮物やら唐揚げやら祖父の畑で採れたたくさんの野菜やらそうめんやらおはぎやらのご馳走を、みんなでたんまりいただく

なぜかバーベキューをやった年もあった

ご飯を食べ終わるといとこたちと庭で花火をする

年の離れた小さないとこたちの嬉しそうに花火を持ってはしゃぐ姿を、よくカメラに収めたりしていた

あとの数日は実家に戻りのんびり過ごしたり、友人に会ったりなどして

とても昔のことのよう

 

なんだかんだ言っても、そうして家族や親戚が集って会うのはたぶん、心安らぐことだと思う

それはまだわたしが気をつかわなきゃいけない親戚付き合いだとか義理の実家だとかしがらみだとかがないから、そう思うのかも知れないけれど

でもやっぱり年に1、2回くらいはあってもいいかなと思う

行く前はちょっと面倒臭くて気が重くても、行ってみたら案外和やかな気持ちになれるかもしれない

 

お盆休みを故郷で過ごす人、過ごさない人

過ごさないで働いている人がいるから世の中回っている

部屋の明かりもつくし、ガスもつくし、水道をひねると蛇口から水もでる

電車もバスも動いているし、テレビもラジオも電源をつければ映像や音が流れてくる

あらゆるお店が営業していて、外でご飯を食べることも、いろんなサービスを受けることも、買い物をすることもできる

たくさんの後者に感謝する

そしてその内の一人として少しだけ自分も褒めてあげる、大好きなビールや甘いものを買ったりしてみる

 

ただ、3年に1回でもいいから、2連休くらいもらって、わたしも前者としてこの時期を過ごしたいなあと思う

みんなそんな風にうまいこと持ちつ持たれつ、ほどよく生きていければいいと思う