今のところ書店員の日記

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SAKANAQUARIUM2017

10TH ANIVERSERY ARENA SESSION

6.1CH SOUND AROUND MAKUHARI MESSE

2017.9.30

 

一言で言って、

最高でした

 

 

まずチケット運が良くて、ステージ向かって右側ブロックの1100番代だったおかげで、本当に近くでステージを見られました(のっぽな方が多かったので肝心の一郎さんがほとんど見えませんでしたがまあご愛嬌)

最後の挨拶含め公演中何度か一郎さんがマイクから離れて地声で叫ぶ場面が何度かあったのですが、とてもとても近くで聞こえて、ちょっとじんわりきました

 

さて、内容の方はというと、、

あらゆる新たな取り組みによって、良い意味ですごくエンタメ感ある、目でも耳でも、肌でも感じさせてくれるライブでした

 

オープニングから映画のオープニングのようにDOLBYのロゴが弾幕に映し出され、6.1chサウンドアラウンドの迫力を体感できる音と映像の演出が怒涛のように続きます

前後左右あちこちからする地響きのような音と、ステージ上とサイドを囲むように並んだ縦型のLEDライトの演出があって、これから先、どんなライブが観客を待っているのか、どんどん期待が高まる

 

そして新宝島で演奏がスタートしてからはもう、踊りまくりの騒ぎまくりで、全力で音楽を聴いて見て感じました

もうあらゆる場面が印象的だったんだけど

メンバーごとに特筆するなら

一郎さんの声がすごーく出ていた

サウンドシステムがいつもと違うからというのもあるかもしれないけれど、のびやかで楽しげでこちらまですごく届いてくるという感覚がありました

草刈姉さんはわたしが見ている位置から一番近くて、よーく見えて、はあ女神、、という感じで、今日も包み込む雰囲気があるのに鋭く尖ったかっこよさあるプレイでした

モッチもソロがゴリゴリでした、一郎さんにデビューしてからの10年でむちゃくちゃ太ったことをいじられていたわ

えじーはね、だれよりもセクシーみがあったよこの日のプレイは、、なんだあのプレイ、なんだあの表情、えじーの新たな一面を発見してしまった!という感じ

ザッキーもソロが鳥肌ものでした、なめらかな指!指!指!そして観客全員が気になって仕方なかった衣装、一郎さんにクッパと呼ばれていました

 

セットリストも10周年であらゆる懐かしい曲ありで、ホールツアーのものと比べると違う曲をやったり順番の入れ替えがあったりで、今回の6.1chサウンドアラウンドに合わせたのかなあと

あと、いつもものすごくアレンジされまくっていた曲が今回は懐古的な演出なのかオリジナルに近い演奏が多かった気がします

流れとして個人的にちょっと感極まってしまったのがシーラカンスと僕からボイルのあたりで、今思い出しても本当に、じんわりにきます

シーラカンスと僕のときの、海の底にいるような演出もとても素敵でした

そのあとのバッハの一郎くん人形は思わず笑っちゃいました

あとは定番となっている、5人横並びでラップトップでの打ち込み演奏

相変わらずかっこいい、、音楽に合わせてLEDが光るジャケットがますます近未来感が増す、そして高所で観客に向かって手を広げる一郎さんは教祖に見えた

地上に降りてきてからも勢いはそのままに、多分、風でMVでも着ていたギャルソンのシャツをなびかせて、こっちまで風を受けているような感覚になり、おきまりのナイトフィッシングイズグッドで一旦締め

そしてアンコールを受けて戻ってきた一郎さんが着ていたTシャツがおそろいでうれしかったー

アンコールは4曲で、この場を作っているチームサカナクションが紹介されながらのサンプルでああこのチームは最強だなあと観客にまざまざと見せつけながら勢いそのままにネイティブダンサーに移る

そしてそして、新曲です

ツアーでもずっとやっていたみたいだけど、未だタイトルも明かされていない新曲

はじめて聴きましたが、あ、これライブのこのタイミングで聴くの最高だな、と思いました

歌謡的雰囲気と和のテイストみたいなものがありつつロックでサカナクション的で、サビのとこの一郎さんのこぶしのきいた歌い方がかっこよくて、煽られてる感じがしました

最後は目が明く藍色

君の声を聴かせてよ、とサカナクションと観客の心の声が反芻し合い、あーサカナクションのことこれからもずっと好きだという思いで心が満たされました

最後に観客に向かってノーマイクの地声でありがとうと叫び深く礼をする彼らに精一杯のこちるこそありがとうの拍手を送り、閉幕

 

オープニングと対になるような演出の映画のようなスタッフのエンドロールが流れ、2007年から現在までの彼らの写真が映し出されて、これからも続いてくだろうサカナクションにその場にいた全員が新たな期待感を抱いて、ライブは終わったのでした