今日の
月、大変にきれいですね
仕事帰りは毎晩、空を眺めながら帰っています
月はどこだろうと、キョロキョロ探して
明るくぽおっと光る月を見つけるとなんだかよい気分になって、歩きながらずっと月を眺め続けてます
満ちたり欠けたり、雲に隠れたり顔を出したり、朧げな霞に包まれてぼんやりと光の輪をまとっていたり
それはもう大変足元不注意になるので、何か踏んだ気がすることがあっても、なかったことにします
でもそれくらいに月を眺めているのが好きです
冬の月は冷たく凛とした美しさで凍える夜を照らして
春の月は穏やかに桜や新芽を照らして
夏の月は浮かれる人々の夜を照らして
秋の月は唯々綺麗
月を見る為の月という感じで
静かにずっと見ていたくなります
どの季節よりも格段に綺麗に、まばゆいよう
今年の中秋の名月は10月4日だそうです
以前はよく、公園に行って月を見ていました
公園は開けていて高い建物がないので、今いるのが東京だとは思えないようなとても広い、しっとりとカラス色の夜空に煌々と月が輝いて見えます
あと、水辺があって、そこに映る月を眺めるのも趣があってよかったです
おまけに上を見続けなくてよいので、首もあまり傷くなりません
月明かりで、無謀なキャッチボールやフリスビーをして、投げるのが下手だの、距離感がつかめないからだのと言って、街灯も月明かりも届かない真っ暗闇の方に投げたりなどして、案の定ボールもフリスビーもなくしたりしました
ずっとずうっとこの夜の遊びを続けたいなあと思うくらいに楽しかった
本当は秋の寂しさを紛らわすのに、月が綺麗なのを理由にしていたのかもしれないけれど
昨日が満月だったので、今日の月は完璧なまんまるじゃあないのです
でも、それが好きです
そして、それが好きだと言われた気がします