今のところ書店員の日記

書きおこしてみたい、考えたこと思ったこと

ame

サカナクションの曲に、Ame(A)、Ame(B)という曲がある

Ame(A)は、ファーストシングルのセントレイのカップリング

Ame(B)は、サードアルバムのシンシロに収録されてる

 

Aのほうは、叙情的な雰囲気のポップソングな感じ、途中の間奏はすこしダンスっぽい

Bのほうは、終始エレクトロ的要素の強い尖ったロックチューン

2つの曲は何かの記事が何かで見かけたけれど、関連性があるとかないとか

歌詞はAの方は状況や感じたことを語っていて、Bの方は全編カタカナで綴られてなんだか人間味がない雰囲気

一見まったく繋がりはない感じだけれど、同じ一人の人の視点で語られてるのだろうか

 

雨の中の景色を想像させる歌詞と気だるげな雰囲気なのに、どちらもダラダラとしめっぽい感じがしないのはサカナクションらしいなあと思う

雨の曲という想像しただけでも暗くなりがちな雰囲気を、エッジの効いた音で軽快かつ颯爽とした形に仕上げるの、山口一郎的だと思う

そして、その逆もできるのがすごい

軽快で爽快な雰囲気の中に、抽象的ですこし鬱蒼とした歌詞を落とし込む、リズム感とかね

はやく新しいアルバムをだしてほしいなあ

いや、まあどんな形でも新しいものづくりを続けていてくれるだけでもありがたい、楽しい

 

こう毎日雨が降り続いていると、ちょっと晴れない気分になるけれど、こんな雨の曲といっしょならまあ、夜の雨の帰り道も顔を上げて足を前に出して歩いていけそうだな、と思う

 

東京の雨の景色、悪くないよね