台風が
きていますね
この週末は、台風やら選挙やら、忙しない雰囲気でした
足元も悪いし、この雨の中紙でできた商品を買いに来る方は少ないだろうから空くかなあと思っていた店の方は、いざ出勤してみると普段通りの混み具合
むしろ忙しさはいつも以上かというくらいでした
おそらく今のうちに目当ての品を取り置いておき、天気が良くなってから買いに行こうと目論む方からの問い合わせ電話多数により長時間の対応に追われる店員が多かったが故かと思われます
あとは投票帰りに有権者の方々が立ち寄ってくださったか
今は週末3連勤を終えて雨の中靴をびちゃびちゃにしながらなんとか帰宅し、一息ついて夕飯を選挙開票速報特番を見ながら食べ終えたところです
日本があらゆることにざわざわとしている夜
わたしはぼんやりとこの1週間の間に起こった至極個人的なあれこれについてもやもやと考えながら、台風の巻き起こす雨風の音をBGMに眠りたいと思います
なんだかんだ
結局大丈夫になってくるんですよね
仕事でミスして落ち込んでも
大好きだった恋人と別れても
気に入ってたアクセサリーをなくしても
友達と気まずくなっても
紙で指をすーっと切ってしまっても
家族の存在が少しいやになっても
長い間使ってたマグカップを割っちゃっても
自分で自分を責めてしまっても
今この瞬間も流れていく時間が、悲しさや虚しさや辛さを薄めていってくれて
1日経って、1週間経って、1ヶ月経って
いつの間にか季節が変わったりして
なかったことにはならなくても、あまりそのことを考えすぎないで済むようになっていたりして
大したことじゃなかったかも、なんて思えるようになったりして
だから、大丈夫なんだと思うんですよね
鈍さ
幸せに鈍くなる、不幸せに鈍くなる
どちらも、こわいことだなあと思います
彼女は今年の春結婚したばかりでした
3年ほど付き合った年上の彼と
とてと幸せに見えました
彼女は彼のことを好きなのだなあ、そして彼女も彼に好かれて大切にされているのだなあと思いました
でも結婚後、彼女は彼に絶対言えない秘密を抱えるようになっていました
彼女が弱さ故に犯した過ちです
それまでは彼を大切に思っていたので、考えたこともないことでした
でも彼女はそれに手を染めてしまいました
結婚によって生じた、保証された幸せにあぐらをかいたのかと聞きました
そうかもしれないと彼女は言いました
自分の若さを持て余して、世の中にもてはやされることを諦められないのかと聞きました
そうかもしれないと彼女は言いました
わたしは今、彼女が持っているものを何も持っていません
お金も、素敵な彼も、結婚によって保証された幸せも、孤独でない毎日も
でもわたしは過ちは犯していません
誰かを裏切っていないという幸せ
誰にも縛られない幸せ
紙一重の幸せをもってます
正直、10代から知っている彼女が、こんな風になるとは思っていなかった
安っぽいドラマみたいです
こんな内容の漫画原作のドラマ、夏頃やってましたね
彼は未だに彼女の秘密を知りません
わたしは知ってしまったけれど、見なかったフリをしたけれど、わたしはわたしの大切な人を裏切っていないという安心感で、正義感で、息が吸える